その腰の重だるさ、足元の"荷重のクセ"が原因かもしれませんよ?

2026年10月14日 14:27

腰まわりが重だるい。朝、起き上がるときに腰が気になる。立ち上がった最初の一歩が重い。

揉んでもらったり、伸ばしたり、湿布を貼ったり。そのときは楽になるのに、しばらくすると
また戻ってくる。

思い当たるクセはありませんか。

いつも同じ肩にバッグをかけている

立つとき、無意識に片足に寄りかかっている

脚を組まないと落ち着かない

ただ、クセだけとは限りません。

外反母趾があって、歩き方が偏っている

タコや魚の目があって、かばうように歩いている

昔のケガのせいで、体重のかかり方に左右差が残っている

調べて、試して、それでも戻る。それは、あなたの努力が足りないからではありません。
自分の足元の使われ方は、自分ではなかなか見えないからです。

もしかすると、その腰のつらさは、腰から始まっていないのかもしれません。

※足に力が入らない、しびれがある、排尿・排便の異常がある、安静にしていても強い痛みがあるときは、
まず医療機関を受診してください。

歪みは、足元から上へ進んでいく

体の歪みは、足元から、足首、膝、股関節、腰、背骨、首へと、下から上へ進んでいきます。

足の裏や足首は、家でいう土台です。土台の荷重が偏れば、その上の柱が傾き、腰にしわ寄せが来ます。


ところが多くの方は、「痛いところ=原因」と考えます。
なぜそうなったかを考える機会が少ないので、遠回りになってしまいがちです。


解決のために必要な3つのこと

① 腰のつらさは、腰だけの問題ではないかもしれないと疑ってみる
さらに、左右どちらかに偏っていないかを見てみます。

② 足の悩みを遡る
外反母趾、タコ、魚の目、過去のケガ、靴。「なぜ、そこにタコができたのか?」と考えることが、
手がかりになります。
タコや魚の目は、体重が集中してかかっているサインと考えられます。

③ 自分では見えない関節の動きと荷重の偏りは、見てもらう
足の骨の動きや、体重のかかり方のズレは、自分で確かめるのがとても難しい部分です。

では、どうやって調べるのでしょうか。

調べる順番は、足元から

当院では、ベッドに仰向けになった状態で、足を回旋させ、どの関節の動きが悪いかを確かめます。

次に膝を曲げ伸ばしして、動きの悪い場所を特定します。

足の特定の場所を軽くつかみ、どこで動きが良くなるかを探すと、施術する場所が見えてきます。

そこから始めます。

タコや魚の目がある方は、なぜそこにできたのかを探しながら進めます。原因を一緒に考えます。


痛みがなくても、左右差は進んでいる

腰がつらくない方でも、腰のひねりに左右差があったり、筋肉が硬くなっていたり、押すと痛い場所が
見つかったりすることがあります。

症状として表に出る前から、体の中では左右差が進んでいるのです。

「反り腰かどうか」という形より、左右差と硬さを見ることが、大切だと私たちは考えています。

足元と腰、研究では

足が内側に倒れ込む動き(過回内)が強い人ほど、腰のつらさのリスクが高い傾向がある、
という報告があります。

ただし、研究のやり方にばらつきがあり、はっきりした結論までは出ていません。

外反母趾でも、歩くときにかかとが外へ倒れると、重心が母趾側に寄るという報告があります。

進んでくると、母趾で地面を蹴る力が弱くなる傾向も報告されています。歩き方が偏る背景には、
こうした足の使われ方があります。

そのままにしておくと

偏った負担が、片側に積み重なっていきます。つらさから歩く量が減ると、体力や足腰の元気にも
影響します。

腰のつらさは、腰だけの問題ではなくなっていきます。

まず、自分の足元をチェックしてみる

① 足の裏を見る
タコや魚の目は、どこにできていますか。体重が集中している場所の手がかりになります。

② 靴底の左右差を見る
かかとの減り方に、左右差や偏りがないか見てみてください。

足元を整える、毎日の習慣

いちばん大切なのは、回数でも時間でもなく、毎日続けることです。1日1つでも構いません。

足裏のツボ押し:親指などで、気持ちよい強さで足裏をほぐします。

竹踏み:テレビを見ながら、足裏をまんべんなく。
アキレス腱・ふくらはぎのストレッチ:後ろ足のかかとを床につけたまま、ゆっくり呼吸しながら
前に体重をかけます。

つま先立ちの繰り返し:壁や椅子に手を添えて、かかとをゆっくり上げ下げします。
歯みがきのついでに。

すねの筋トレ:かかとを床につけたまま、つま先を持ち上げます。座ったままでもできます。



どれも「ここまで頑張る」運動ではありません。強い痛みが出るときや、ふらつきが気になるときは、
無理せず中止してください。

足から整える、当院の考え方

当院では、腰だけを見るのではなく、足元の動きと荷重の偏りを確かめるところから始めます。

調整して関節の動きに変化があるかを、一緒に確認しながら進めます。

また、お腹まわりの硬さが、立ち方や体のねじれのクセに関わっていることもあります。

必要に応じて、内臓マニピュレーションで巡りをサポートし、体全体の並びを見ていきます。

腰のつらさを、腰だけの問題として抱え込まなくて大丈夫です。足元に目を向けることが、
遠回りに見えて近道になることがあります。

「自分の足元はどうなっているんだろう」と気になったら、お気軽にご相談ください。

記事一覧を見る