毎朝コーヒーを飲んでいる方、多いですよね。
眠気覚まし、気分転換、習慣だから。そんな理由で飲んでいる方がほとんどだと思います。
でも、こう聞いたらどうでしょう。
「毎朝飲んでいるそのコーヒーが、脳の老化を遅らせている」
これ、ちゃんと根拠のある話なんです。
アルツハイマー病になりにくい人の共通点
フィンランドで行われた大規模な追跡調査があります。
中年期に1日3〜5杯のコーヒーを飲んでいた人は、ほとんど飲まなかった人と比べて、20〜30年後のアルツハイマー病発症リスクが約65%低かったという結果が出ました。
65%という数字、かなり大きいと思いませんか。しかもこれ、薬ではなく毎朝のコーヒーだけの話です。
なぜそんなことが起きるのか。コーヒーに含まれる成分が、脳の老化に深く関わっていることがわかってきています。
コーヒーが脳を守る3つの理由
① アミロイドβを脳に溜めさせない
アルツハイマー病の原因のひとつとして知られているのが、「アミロイドβ(ベータ)」
というタンパク質です。
これが脳に蓄積することで、神経細胞が壊れていき、記憶力・認知機能が低下していきます。
アミロイドβは症状が出る20〜30年前から少しずつ溜まり始めると言われています。
コーヒーに含まれる「クロロゲン酸」というポリフェノールが、このアミロイドβの蓄積を
抑える働きをすることが、複数の研究で確認されています。
毎朝のコーヒーが、20〜30年後の脳を守っているかもしれない。
そう思うと、一杯の重みが変わってきませんか。
② 脳の炎症を抑える
脳の老化を加速させる原因のひとつが、「神経炎症」です。
脳の中で慢性的な炎症が続くと、神経細胞がじわじわとダメージを受け続けます。
これがパーキンソン病・アルツハイマー病・うつ病といった脳の病気と深く関わって
いることがわかってきています。
コーヒーのクロロゲン酸には強力な抗炎症作用があり、この神経炎症を抑える働きが
報告されています。
カフェイン自体にも、脳の炎症を抑制する働きがあることが確認されています。
③ パーキンソン病のリスクも下げる
コーヒーと脳の関係で、もうひとつ注目されているのがパーキンソン病です。
複数の大規模研究で、コーヒーを習慣的に飲む人はパーキンソン病の発症リスクが
約30〜60%低いという結果が報告されています。
カフェインが脳内のドーパミン神経を保護する働きをしていると考えられています。
「コーヒーは体に悪い」は本当か
「コーヒーは飲みすぎると体に悪い」というイメージを持っている方も多いですよね。
たしかに飲みすぎは睡眠の妨げになったり、胃への負担になったりすることがあります。
でも、適量のコーヒーが体に悪いという科学的根拠は、じつはほとんどありません。
むしろ近年の研究では、1日3〜4杯程度のコーヒーが、脳だけでなく肝臓・心臓
・糖尿病リスクにも良い影響を与える可能性が示されています。
「コーヒーは体に悪い」というイメージは、少し古い常識かもしれません。
ただし、「何を飲むか」で全然違う
ここが大事なポイントで。
コーヒーなら何でもいいかというと、そうではありません。
砂糖たっぷりの缶コーヒー・甘いカフェラテ・フレーバーコーヒー。
これらは糖質・添加物が大量に入っていて、脳を守るどころか逆効果になることがあります。
脳への効果が期待できるのは、無添加のブラックコーヒーです。
✕ 避けたいもの
───────────────
砂糖入りの缶コーヒー
加糖のカフェラテ・カフェモカ
フレーバーシロップ入り
植物性油脂・乳化剤入り
○ おすすめ
───────────────
原材料が「コーヒー豆」だけのもの
無添加のブラック缶・パック
インスタントなら無添加のもの
飲み方・量の目安
1日3〜4杯を目安に、午後2時までに飲み終えるのがおすすめです。
カフェインの効果は飲んでから約6時間続くため、夕方以降に飲むと夜の
睡眠に影響することがあります。
睡眠の質が下がると、それ自体が脳の老化を加速させてしまうので、
飲む時間帯には気をつけてください。
カフェインが苦手な方・胃が弱い方は、デカフェ(カフェインレス)コーヒーでも、
クロロゲン酸はしっかり含まれているので安心してください。
妊娠中の方はカフェインの摂取量に注意が必要なため、デカフェを選ぶか
主治医にご相談ください。
毎朝何気なく飲んでいたコーヒーが、20〜30年後の脳を守っていたとしたら。
習慣って、積み重なると本当に大きな差になるんだなと思います。
ただし、砂糖たっぷりの甘いコーヒーでは意味がありません。
明日の朝から、ブラックで一杯飲んでみてください。
当院では「クラニオセイクラル(頭蓋仙骨療法)」という施術を行っています。
頭蓋骨と仙骨のわずかな動きを整えることで、脳や脊髄を包む「脳脊髄液」の流れが
スムーズになりやすくなると言われています。
脳脊髄液は脳に栄養を届け、老廃物を取り除く役割を担っています。
毎日の食習慣と合わせて取り入れていただくことで、脳の環境をより整えるケアに
なると考えています。気になる方は、お気軽にご相談ください。