なんだか最近、イライラしやすい。
不安な気持ちが続いている。朝起きても気分が晴れない
そういうとき、「ストレスのせいかな」「年齢のせいかな」と思いますよね。
でも、もしかしたら原因は、腸にあるかもしれないんです。
腸は「第二の脳」じゃなくて、実は「第一の脳」だった
「腸は第二の脳」という言葉、聞いたことありませんか。
じつはこれ、少し表現が控えめで。腸と脳の関係を研究している科学者の中には、
腸こそが「第一の脳」だと言う人もいるくらいなんです。
なぜかというと、「幸せホルモン」として知られるセロトニンの約90%は、
脳ではなく腸で作られているからです。
セロトニンは気分を安定させたり、不安を和らげたり、睡眠の質を整えたりする、
心のバランスに欠かせないホルモンです。
そのほとんどが腸で作られているということは、腸の状態が悪ければ、
セロトニンがうまく作れなくなる。
つまり、腸が荒れると、心も荒れるということなんです。
イライラしやすい、気分が落ち込みやすい、眠れない。
そういった症状の裏側に、腸内環境の乱れが隠れていることが、
最近の研究でどんどん明らかになってきています。
腸内細菌が、メンタルを直接コントロールしていた
もう少し具体的な話をしますね。
腸の中には約100兆個もの腸内細菌が住んでいて、善玉菌・悪玉菌・日和見菌の
バランスで腸内環境が決まります。
この腸内細菌たちが、セロトニンの材料を作ったり、脳に直接信号を送ったり
していることがわかってきました。
腸と脳は「腸脳軸(ちょうのうじく)」と呼ばれる神経のネットワークでつながっていて、
腸内細菌の状態が脳の働きに直接影響を与えているんです。
アイルランドのコーク大学の研究では、腸内環境を整えた被験者グループで
不安感・抑うつ感が有意に低下したという結果が出ています。
薬ではなく、腸内細菌を変えることで、メンタルが改善されたということです。
さらに日本の研究でも、乳酸菌を継続摂取したグループでストレス指標(コルチゾール値)が
約20%低下したことが確認されています。
じゃあ、何を飲めばいいのか?
そこで取り入れてほしいのが、
市販の**「無添加ケフィア」または「無糖の乳酸菌飲料」**です。
ヨーグルトを飲む感覚で、毎朝コップ1杯。それだけです。
ケフィアはヨーグルトよりも多様な乳酸菌・酵母を含んでいて、
腸内環境への働きかけが強いと言われています。
最近はスーパーでも手軽に買えるようになりましたよね。
乳酸菌飲料を選ぶ場合は「ヤクルト」「カルピス(無糖)」なども選択肢ですが、
できれば砂糖・人工甘味料が入っていないものを選んでください。
甘い乳酸菌飲料は、悪玉菌のエサにもなってしまうので、腸活の効果が半減して
しまうことがあります。
続けることで、何が変わるのか?
腸内環境は、一朝一夕では変わりません。
ただ、研究では2〜4週間継続することで腸内細菌のバランスが変化し始めると言われています。
最初の1週間はあまり変化を感じなくても、2週間・3週間と続けるうちに、
朝の目覚めがよくなったり、気分が少し軽くなったりする変化を感じる方が多いようです。
腸が整ってくると、セロトニンがしっかり作られるようになる。
セロトニンが増えると、気分が安定して、夜もよく眠れるようになる。
よく眠れると、翌朝の腸の動きもよくなる。
このいいサイクルが回り始めると、心も体も変わってきます。
選び方・飲み方のポイント
選ぶとき: 原材料に砂糖・人工甘味料・香料が入っていないものを。
ケフィアなら原材料が「乳・乳酸菌・酵母」だけのものが理想です。
飲むとき: 朝食と一緒か、朝食後すぐが◎。空腹時より食事と一緒のほうが、
乳酸菌が胃酸で死滅しにくくなります。
量は1日200ml程度から始めてみてください。
続けるコツ: 毎朝のルーティンに組み込むのが一番です。
「朝ごはんの横に置いておく」だけで、続けやすくなりますよ。
イライラや不安は、気持ちの問題じゃないかもしれない。
腸が疲れているサインかもしれないんです。
毎朝の一杯で腸を整えることが、心を整えることにもつながっていく。
そんなふうに考えると、なんだか腸活がちょっと違って見えてきませんか?