「人工的な寒暖差が、あなたの体を壊していく・・・」

2026年07月17日 21:01

先日患者さんから、「毎年暑いのに、冷え性で困っているのよね」とお聞きしました。

お話を聞くと、部屋の中で常にエアコンで冷房し、食事も冷たい物や、飲み物中心で
内臓を冷やしているようでした。

毎年更新する猛暑ですから、しょうがないのですが、「冷え性」や「疲れやすい」と
感じている方に、これからお伝えする内容を参考にしてほしいと思います。

夏って、実は寒暖差だらけなんですよね。オフィスや電車は冷房でキンキンなのに、
一歩外に出れば30℃超えの猛暑。

この行ったり来たりを毎日繰り返すことで、体温を調節している自律神経が休む間も
なく働き続けて、だんだん消耗していきます。

「冷房病」「寒暖差疲労」なんて呼ばれる状態、まさにこれです。

しかも、これだけじゃありません。

・アイスコーヒーやそうめんなど、冷たいものばかり選ぶ食生活

・自宅→駅→電車→オフィスと、1日に何度も違う温度の空間を移動すること

・熱帯夜で眠りが浅くなり、自律神経を回復させる時間が削られること

これ全部、夏特有の「隠れ冷え性」の原因になっています。
「暑いのに体が冷えている」って、実はすごく夏らしい悩みなんです。
先日の患者さんも、まさにこのパターンでした。

もうひとつ、見落とされがちなのが「汗」の問題です。

エアコンの効いた環境で過ごす時間が長いと、汗腺が使われる機会そのものが
減っていきます。

皆さんは最近、しっかり汗をかいた記憶はありますか?

汗腺は使わないと「なまる」性質があるとされていて、いざ暑い場所に出た時に
うまく汗をかけなかったり、出たとしてもベタベタして匂いの気になる質の悪い
汗になりやすいと言われています。

汗は体温を一定に保つための大事な機能なので、汗をかきにくい状態が続くと、
体温調節そのものが苦手な体になっていくと考えられています。

「涼しい部屋にいるから大丈夫」ではなく、汗腺という機能自体が眠って
しまっている可能性もあるんです。

では、体温が下がるとどんなことが起きるのか、整理してみます。

・血流が滞りやすくなり、体を守る働きに関わる白血球が体のすみずみまで
   届きにくくなると言われています

・基礎代謝が下がりやすくなり、痩せにくい体質につながりやすいとされています

・体の中の様々な反応を支えている酵素には働きやすい温度帯があるとされ、
   体温が下がることでその働きが鈍りやすくなると考えられています

・胃腸まわりの血流が滞ることで、消化機能が落ちやすくなるとも言われています

・肩こりやむくみ、生理不順につながりやすいという声もよく聞かれます

こうして並べてみると、「体温を上げる」というのは、単に暑い寒いの感覚の話
ではなく、体のあらゆる機能の土台に関わることだと分かります。

というわけで、私も最近始めたセルフケアがこちらです。

・朝、白湯を一杯飲む(代謝のスイッチが入りやすい感じがします)

・半身浴(38〜40℃のお湯に20〜30分。シャワーだけの日と全然違います)

・手湯・足湯(42℃くらいのお湯に10〜15分。仕事の合間にもできて楽です)

・1日30分くらいのウォーキング(きちんと汗をかく機会にもなります)

・冷房の効いた場所では首元と足首を守る(これだけで体感が変わるのは意外でした)

・お風呂上がりや寝る前に深呼吸を意識する

正直、どれも特別なことじゃないんですけど、続けてみると「あ、なんか違うかも」
と思える瞬間があります。

あの患者さんにも、まずはこのあたりから試してもらおうと思っています。

皆さんは、今年の夏、しっかり汗をかいていますか?

セルフケアと運動で土台を作ったら、次は食事からのアプローチです。

次回は、この季節にぴったりの食材「生姜」について書く予定なんですが、
実は生姜って「消化を助ける顔」と「体を温める顔」で、2つの違う性質を
持っているみたいですよ。

これがまた面白かったので、次回詳しく書きますね。

夏の寒暖差は、自律神経にとってかなりの負担になっていると言われています。

うちのクラニオセイクラルは、まさにその自律神経に働きかける施術なので、
気になる方はお気軽にご相談ください。

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