🌿 筋膜のトリセツ|最新研究でわかる「動きが変わる理由」

2025年12月02日 17:32
カテゴリ: 今日のつぶやき


🔰 はじめに

「最近、身体が硬い」「姿勢が崩れやすい」「コリが取れにくい」
そんなお悩みの背景には、“筋膜(きんまく)” の硬さが関係しているかもしれません。

筋膜は、近年の海外研究で「全身をつなぐ情報ネットワーク」として再注目され、
痛み・姿勢・自律神経の働きに深く関わることがわかってきました。

本記事では、専門的な内容をわかりやすくまとめながら、
最新の筋膜研究をもとに「身体が軽くなる理由」をご紹介します。


◆ 1. 筋膜とは?|全身を包む“ひとつながりの膜”

筋膜は、筋肉・骨・内臓・神経など身体中すべてを包む「膜組織」。
最新の解剖学では、筋膜は身体中を覆う“ひとつの連続構造”として扱われています。

📌 特徴

全身をつなぐネットワーク

感覚受容器が豊富(痛み・圧力・ストレスを感じる)

水分量で硬さが変わる

内臓とも深く連動している

“どこかが硬くなると、離れた部位にまで影響が出る” のが筋膜の大きな特徴です。


◆ 2. 研究でわかる「筋膜が縮むと動きが悪くなる理由」
🔬 最新研究ポイント

海外の筋膜研究(Schleipら)では、
筋膜がストレス・冷え・姿勢不良などで 脱水(dehydration) を起こすと、
滑走性が低下し、筋肉の伸びが悪くなることが示されています。

その結果……

✔ 筋膜が硬くなると起こること

可動域が狭くなる

コリや張りを感じやすくなる

姿勢が崩れやすくなる

疲労感が抜けにくい

呼吸が浅くなり、自律神経に影響が出る

筋膜は“伸ばせばすぐ戻る”という単純な組織ではなく、
日々のストレスや姿勢でも柔軟性が変化する 生きた組織 と言われます。


◆ 3. 内臓筋膜が姿勢を左右する|最新の注目ポイント

多くの方が驚くのが
「内臓の周囲の筋膜」が姿勢に影響する
という事実です。

📌 こんな変化が起こる

胃の周辺が硬い → 左肩が上がる・猫背

肝臓が下がる → 右肩が巻き肩に

腸が硬い → 骨盤前傾 → 反り腰や腰痛

横隔膜が硬い → 呼吸が浅い → 自律神経が乱れやすい

内臓の動き(可動性)が低下すると、
それを包む筋膜が硬くなり、骨盤・肋骨・背骨にまで影響が広がります。

当院の 内臓マニュピレーション は、この内臓筋膜の動きを丁寧に整える施術です。


◆ 4. なぜ筋膜が硬くなるのか?
📌 原因ベスト5

長時間の同じ姿勢

呼吸の浅さ・ストレス

内臓疲労(暴飲暴食・冷え)

運動不足

睡眠不足・自律神経の乱れ

多くの方の筋膜の硬さは、日常生活の“積み重ね”から生まれています。


◆ 5. 自宅でできる「筋膜セルフケア」
✔ ① 深い呼吸

横隔膜は筋膜の中心部。
呼吸が深くなるほど、身体全体の滑走性が上がります。

✔ ② ゆっくり伸ばすストレッチ

・20〜30秒かけてゆっくり伸ばす
・痛みのない範囲で
・呼吸を止めない

✔ ③ 内臓まわりの温め

特に「みぞおち〜お腹まわり」は筋膜が集まる部分です。

✔ ④ 姿勢のリセット

・座る時は座骨に体重をのせる
・胸を軽く開く
・目線は水平
・30〜40分で小休憩を取る

これだけで筋膜の硬さは大きく変わります。


◆ 6. 当院で行う“深部の筋膜ケア”

しちふく整骨院では、
表面の筋膜調整では届きにくい「身体の奥」の硬さにアプローチします。


🔹 当院のアプローチ

クラニオ(頭蓋仙骨療法)

内臓マニュピレーション

波動セラピー

深層筋膜リリース

筋膜は内臓・神経とつながるため、
これらを組み合わせることで 呼吸・姿勢・自律神経 が整いやすくなります。

✔ お客様の声(一般的な傾向)

・呼吸がしやすくなった
・身体が軽い
・姿勢が自然と整う
・慢性的な硬さが減った

※効果には個人差があります。


◆ 7. まとめ

筋膜は、筋肉を包むだけの存在ではありません。
全身をつなぐ“情報ネットワーク”そのもの。

筋膜が整うと……

✔ 身体が軽い
✔ 姿勢が安定する
✔ 呼吸が深くなる
✔ 自律神経の働きが整う

といった良い変化が期待できます。

筋膜の硬さは、セルフケアでも改善できますが、
深い部分の硬さは専門的なケアが必要な場合もあります。

身体の変化を感じたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

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