こんにちは。
季節が秋に移り変わるこの時期、肩や首のこりが強くなったり、
体が重だるく感じる方が多くなってきました。
その背景には、実は「慢性炎症(low-grade inflammation)」という、
静かに進む炎症反応が関係していることがあります。
今日は、そんな炎症を穏やかに鎮めるために大切な「食」と「整体」の関係を、
現場の視点からお話ししてみたいと思います。
慢性炎症って、どんな状態?
ケガや風邪のような強い炎症ではなく、体の奥でじわじわと続く“微熱のような火種”。
これが慢性炎症です。
私たちの体は、ストレス・睡眠不足・食生活の乱れ・腸の不調など、
さまざまな要因で少しずつ「炎症のスイッチ」が入りっぱなしになることがあります。
それが続くと、筋肉や関節だけでなく、内臓や神経にも負担がかかり、回復しにくい
体になってしまうのです。
炎症を鎮めるカギは「流れ」
整体でみると、炎症が長引く方にはある共通点があります。
頭のリズムが硬く、脳脊髄液の流れが滞っている
肝臓や腸が硬く、代謝が鈍っている
交感神経が過緊張し、体が常に戦闘モードになっている
このような状態では、体の「修復モード」に入りづらく、炎症を鎮めるホルモンも
出にくくなります。
そこで有効なのが、クラニオセラピー・内臓マニュピレーション・波動セラピーの
組み合わせです。
炎症を整える整体の流れ
① クラニオで神経バランスを整える
頭蓋骨のリズムを整えることで、自律神経が安定しやすくなります。
副交感神経が働くと、体は「修復モード」に切り替わり、炎症を抑えるリズムが
自然に生まれます。
② 内臓マニュピレーションで代謝を上げる
肝臓や腸の緊張をゆるめることで、解毒や抗酸化作用がスムーズに。
腸の動きが整うと、免疫の過剰反応も落ち着いていきます。
③ 波動セラピーで細胞レベルの調整
細胞の微細なエネルギーを整えることで、体全体のバランスが穏やかに整っていきます。
まるで、体の内側からスイッチをオフにするように、炎症が静まっていく感覚です。
秋の抗炎症フードで内側からサポート
整体で体の流れを整えたら、内側からもサポートしていきましょう。
秋は“潤い”を補う季節。乾燥や冷えによる炎症を防ぐには、次のような食材がおすすめです。
秋刀魚・青魚:EPA・DHAが炎症性物質を抑える
れんこん:ポリフェノールが抗酸化に働く
里いも:ムチンが粘膜を守り、免疫をサポート
くるみ・アマニ油:オメガ3脂肪酸で細胞膜をしなやかに
りんご・柿:ペクチンが腸の炎症を鎮める
調理はできるだけ“シンプル”に。
焼く・蒸す・和えるだけで、素材の力がしっかりと活きます。
ミトコンドリアを元気にするには?
炎症を抑えるうえで、もうひとつ大切なのが「ミトコンドリアの働き」。
ミトコンドリアは、私たちの細胞一つひとつの中にある“エネルギー工場”です。
このミトコンドリアが元気だと、細胞修復が早く、炎症が長引きにくくなります。
しかし、ストレスや栄養不足、低体温などで働きが落ちると、炎症物質の処理が遅れてしまうんです。
ミトコンドリアを活性化するには、
適度な運動(ウォーキングなど)
深い呼吸(酸素をしっかり届ける)
抗酸化食材(青魚・ナッツ・緑黄色野菜)
温めるケア(お腹や仙骨を温める)
この4つを意識すると、エネルギー代謝が自然に上がっていきます。
整体では、クラニオや内臓へのアプローチで血流・酸素供給を促し、ミトコンドリアが働きやすい環境を整えます。
だからこそ、「食」と「整体」は切っても切れない関係なのです。
おうちでできるセルフケア
深呼吸を10回(特に寝る前)
お腹を温める(肝臓の位置を中心に)
夜はスマホを早めにオフ
ほんの少し意識を変えるだけでも、体の炎症バランスは穏やかになります。
まとめ
炎症は悪者ではなく、体が「修復しよう」とするサイン。
ただ、その炎が消えにくくなったときに、体は疲れやすくなります。
クラニオ・内臓マニュピレーション・波動セラピーを通して体の流れを整えながら、
秋の食材とセルフケアで内側から回復力を高めていく。
それが、秋にぴったりの「静かな整え方」だと思います。
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